前会長挨拶
昨年度まで会長を任されておりました、吉原由紀子です。2005年からの2年間、中東ヨルダンに障がい児・者支援で派遣されていました。
派遣前に抱いていたアラブやイスラム教のイメージとは全く違う日々を過ごす中で、助け合うことがごく当たり前の現地の人にたくさん助けられたことで、「自分の中の当たり前が当たり前ではない」こと、自分が正しいと思っている価値観や正しさの基準は、それぞれの立場や時代・文化によって違う場合もあるということを学びました。
帰国してかなり経ちましたが、今でも一緒に住んでいたヨルダン人家族や友達と毎日やり取りが続いており、そんな生涯続けたいと思える関係性を築けた2年間に感謝しています。
帰国後奈良県でJICA国際協力推進員をしていた時に、協力隊OB・OGが、地元奈良で在日外国人への支援や彼らが抱える困りごとの解決にごく自然に取り組んでおられる姿を見てきました。
OV会にはさまざまな職種のOB・OGがおり、アイデアを出し合ってイベントを企画してきましたが、ここ数年コロナウイルスの影響で対面でのイベントや交流が出来ず、1年間休会という形を取りながら出来る事をしました。
オンラインで帰国報告会を開催したところ、予想外に奈良県外の方や中・高校生など若年層の参加があったことから、今後OV会は従来の良い部分を残しつつ、形を変えながら進んでいく必要があるのかなと感じています。
今年度は黒田新会長の下、対面での交流を中心にキャンプなどさまざまな活動を考案されていますが、一緒にOV会を盛り上げて下さる仲間を募集しています。
JICA海外協力隊に興味のある方、奈良県にご縁があって引っ越してこられた協力隊OB・OGの方など、是非一度ご連絡下さい。
吉原由紀子
会長挨拶
この度、今年度(2022年)より会長を拝命しました黒田昌輝と申します。
私は平成元年3次隊で2年間(1990-1992)アフリカ・マラウイ共和国に電話交換機置局設計支援で派遣されていました。
その後も現在に至るまで、アジアを中心としたJICA―ODA空港建設プロジェクトに参画し、多くの途上国の人たちやカウンターパートと共に過してきました。
JOCA奈良は、「奈良一刀彫のごとく、大胆かつ繊細にそして美しい活動を追求します」と気持ちを込めて、新たな活動を開始致しました。
ロゴは、奈良の鹿と若草をイメージカラーに、鹿のツノをサークルに繋げて、活動が長く繁栄する願いを表現しました。
JICA海外協力隊経験者が集結し、智慧と行動によって活動を継続する事で、奈良の地が繁栄する一助となると信じております。
「相談・アイデア箱」「お問い合わせ」より、ご連絡頂ければ幸いです。
皆様のご協力のもと邁進したいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします。
最後に、毎月第4土曜18:30より定例会・相談会を実施していますので、是非ご参加下さい。
黒田昌輝